ラッキーセブン裏話・アクション監督下村勇二さんのブログより2


アクション監督、下村勇二さんのブログより
http://blog.livedoor.jp/uden1/archives/52074859.html

またまたアップされてますが、都合により削除する場合もあるとのこと。

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そして、ついに瞳子さんも【後ろ回し蹴り】しちゃいましたね~!…って、させちゃいました(笑)

<第6話>で駿太郎が見せた【後ろ回し蹴り】を凌駕するために、松嶋さんにもみっちり稽古してもらいました。
ただ足が高く上がっただけの蹴りじゃ説得力がないので、女性が見ても憧れるカッコいい蹴りを目指し、駿太郎同様【パワー】と【美しさ】を意識してもらいました。
撮影当日、ご自分の出番がくるまで物陰で一人黙々と蹴りの練習をしていたのが印象的。本番も理想に近い蹴りが出来るまで、何テイクも頑張ってもらいました。
結果、強烈な【瞳子キック】が生まれましたね!いや~しかし足が長い!羨ましい(笑)
個人的には『燃えよドラゴン』のラスト近くで、リーがハンに強烈な回し蹴りをした衝撃をイメージ(わかるかな?)下村の脳内では松嶋さんの「アチョ~」という怪鳥音が聞こえてました(笑)


そして新田!お帰り~!!
駿太郎と新田が並ぶとやはりカッコイイ。
王道ですが、ライバル同士が手を組んで闘う構図はやはりイイ!
陳腐かもしれませんが、ここではオーソドックスに二人同時【W後ろ回し蹴り】をしてもらいました。新田不在になる前の<第二話>での二人の共闘からは想像出来なかった、息の合った動き(あの時の駿太郎はまだ格闘素人だったので)なんだかんだ言いながら、お互い信頼し合っている仲。離れていてもそれは変わらない。駿太郎が急成長できたのも新田が不在だったお陰でもある。
もっと二人のアクションを見せたかったのですが、撮影時間がなかったので断念(悔)

そこで、瑛太さんエピソードを一つ…。
新田が相手の攻撃をかわし、台を蹴って振り向きながら相手の胸に【飛び回し蹴り】をするアクション。何度も動きを確認したのだが、本番で瑛太さんの足が上がりすぎて、スタントマンのアゴにマジヒット!瑛太さんは申し訳なさそうに何度も誤っていたが、スタントマンは慣れているので(笑)撮影は続行!その後、そのスタントマンに聞いたのだが
「瑛太さんが心配してくれて『コレで冷やしてください』って、わざわざ缶ジュースを買ってきてくれた」 
「やさしいね」
「・・・ホットコーヒーだけど(苦笑)」
瑛太さん?新田?らしいエピソードです。ちなみに、あの新田の破天荒なキャラって個人的に前々から気になっていたのですが、随所に『ブラックレイン』の松田優作さん入ってません?…今回の手を合わせて指を突き出す【アレ】で納得です(笑)


そして「駿太郎vs Y(永井大さん)」の階段での闘い。
瞳子さんと八神の会話の中、駿太郎はYを追いつめ「お前だけはぜってぇ、ぶちのめす」とYに殴り掛かる!
この事件の首謀者は八神ですが、瞳子さんを拉致した実行犯はYです。
そして駿太郎が瞳子さんを助け出す時にYが瞳子さんの頬に平手打ちしているのを目撃…手錠の後も痛々しかった。
駿太郎は女性に手を出すヤツは許さない!ましてや瞳子さんに!!
これは駿太郎の【仲間】のため、そして【男】としての行動なのです。

しかし、意外にYは強敵で劣勢になる駿太郎。
顔を蹴られ階段から転げ落ちるが、痛みよりも「負けるわけにはいかない」という精神的な強さですぐに立ち上がり、Yの目の前に立ち塞がる。
瞳子さんの言葉・・・「相手が誰であろうと、彼らがいる限り負ける気がしません」
人は自分のためよりも【大切な人】を想う言葉や行動の方が強くなれる。
「行くぜ!」ここから駿太郎の猛攻撃!…と思いきや、やはりYは手強く、習得した格闘術だけでは勝てない駿太郎。そこで機転をきかせ、手すりを利用しながら予測不能な駿太郎らしい動きでYを翻弄させる!そして最後のトドメ!・・・という、アクション構成。

当初台本では、このドラマの大きな謎でもある
『瞳子さんのお父さんの死の真相』が明らかになる、瞳子さんと八神の会話のシーンがメインで【仲間】の事には触れていませんでした。
駿太郎とYの闘いは一行・・・という事は、ほぼアクションはなかったのです(汗)

Yのキャスティングがアクションが得意な永井さんに決まった時点で、アクションが無いのは勿体ないなと思っていました。そして、やはり駿太郎のアクションで締めないと爽快に終わった気がしないのではないか???佐藤監督もアクション追加を考えると同時に、瞳子さんの【仲間】を想う台詞を追加するために、ギリギリまでプロデューサーや脚本家と何度も打ち合わせを重ねていました。そのため、松本さんと永井さんにはアクション稽古で覚えてもらった動きが、当日一部変更する事態になってしまった。それは瞳子さんのシーンに、駿太郎アクションが入るタイミングが変わってきたため。

撮影当日の夜は『華嵐』でライトアップされた東京タワーでの撮影もあり、時間に余裕が無かった。そんな中、二人には新しいアクションを覚えてもらわなくてはいけないし、階段での撮影は諸々セットアップに時間も掛かるしで、まさに時間との闘い。当初予定のアクションの分量だとハマらないので、アクションを変更削除を繰り返しながら撮影(でもまあ、よくある事です)ただ、最終話のラストのアクションという事で、出来る事ならもう少しボリュームが欲しかった・・・。

今回駿太郎アクションで難しかったのが【膝を付いて回転しながら、手すりの間を潜るアクション】。一見地味で簡単そうに見えるが、流れるような動きでスムーズに狭い手すりを潜るのは、実は難易度が高い。
稽古の時、松本さんは始め上手く出来ず、何度も何度も手すりに体をぶつけてしまい、悩んでいた。中々コツが掴めず、連日遅くまで続く撮影のせいもあり、疲労も溜まっていく一方で、途中挫折しそうになった瞬間もあった。
これだけアクションをやらせておきながら言うのもなんですが・・・「アイドルにそこまでやらせるか?」と自分で思う時も多々あります・・・はい(汗)
最悪、このアクションをカットする案もありましたが『駿太郎らしさ』を考えた場合、突き蹴りだけではなく、こういった日常にある物を利用した予想外の動きは必要でした。
<第1話>の格闘経験者の新田と闘った時の、予測不能な縦横無尽に動き回る『駿太郎らしさ』をここでも見せたかったからです。
松本さんもこのアクションの意味を理解して駿太郎の動きに必要だと納得していたからこそ、最後まで弱音をはかず頑張ってくれた。正直、こちらが妥協してもっと簡単なアクションに変更してしまえば済む事なのだが、松本さんのストイックさを目の当たりにすると【妥協】は逆に失礼な事だと感じてしまうし、彼なら絶対に【やりきる】と信じられるから頑張ってもらえる。

松本さんの努力は『このドラマを観てくれる全ての人たちに楽しんでもらうため』という気持ちが強い。

そして結果は・・・本番一発OKという奇跡が!!

キャストのみなさんは簡単に【アクション】してるように見えますが、裏では並々ならぬ努力をしています。アクションの【動き】一つとっても、視聴者を楽しませる為に、完璧を目指そうと頑張っている。でもその大変さを感じさせず、さりげなくやっているように見えるからカッコいいんです!

いろいろ説明してしまいましたが、本来視覚的な【アクション】は考えて見るモノではなく、見て感じるモノ。これからも【アクション】が物語やキャラクターを効果的に魅力的に盛り上げてくれる要素になればと思います。
そして観る者に【興奮】や【爽快感】、【勇気】や【感動】を与えられたらと思います。

このドラマを通して【アクション】を身近に感じ、興味を持って下さった視聴者の皆さんに感謝です!!

そして『ラッキーセブン』を最後までご覧頂きありがとうございました!!


では、またいつか!

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下村さん、ありがとうございました。

今日は、がんばった大賞でドラマの様子なんか流れるかな。

潤くんや ドラマに関わったみなさんにがんばった大賞です。

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この記事へのコメント

2012年03月25日 11:01
潤くんのアクションシーンはカッコ良くて、いつも「いけ~!やれ~!」と叫びながら見てました^^;
でも、そんなに苦労してたなんて全然わからないくらいキマッてましたよね
貴重な裏話が聞けてよかったです♪
「ラッキーセブン2」やってくれないかなぁ
みずみず
2012年03月25日 15:57
たかちゃん、あのアクションほんとにかっこよかったけど
あの裏には こんなに大変な苦労と
監督の思いがあったんだね。
これを読んでドラマを見たら
また想いが違ってくるんだよね。
ラッキーセブン2と映画を熱望します。